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徒然なるままにその日暮らし

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テメレア戦記 7 黄金のるつぼ

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テメレア戦記 7 黄金のるつぼ
ナオミ・ノヴィク[著]那波 かおり[訳]/静山社

 過酷な戦いと長旅の末、軍務から離れる決意を固めたローレンスは、オーストラリア内陸の地“緑の谷間”でテメレアとともに隠遁生活を送っていた。その土地でテメレアはテメレアが計画したドラゴン舎を建設していた。そこに安息の日々を打ち破るように、中国に滞在する英国全権大使アーサー・ハモンドが訪ねてきた。ナポレオンがアフリカのツワナ王国と同盟を結びブラジルに攻め入ろうとしている。そしてそのためにナポレオンはインカ帝国にも働き掛けをしている。英国政府から追放されたローレンスとテメレアに軍務復帰を求めていた。テメレアは遠くから聞こえる噂話にイスキエルカなどの馴染みのドラゴンが敵国の商船を拿捕し報奨金を得ていると聞き羨ましく落ち着いていられなかった。ローレンスのためにも報奨金を得て宝石を送りたいと思っていた。ローレンスとテメレアは英国全権大使アーサー・ハモンドから英国政府から許しを得て軍務に復帰することを正式に受諾した。そしてかつてのローレンスの部下トム・ライリーが船長を勤めるドラゴン輸送船アリージャンス号でドラゴンのイスキエルカとクルンギルとそれぞれの担い手ジョン・グランビーとアフリカ出身のディメーンらを連れて、シドニーから太平洋の南部を渡り南米インカ帝国への航海に旅立った。この航海に先立ちローレンスの元で見習い航空士官のエミリー・ローランド(ジエーン・ローランド空将の娘)に立派なレディになってもらうべく未亡人べくペンバートン夫人をエミリーの教育係として雇い入れた。航海に旅たったローレンスたちだったが南極に近い太平洋の南の海は海が荒れ大波でアリージャンス号は翻弄され、大波は乗り越えたが、元々水夫たちの統率は緩んでいて大波を乗り越えた安堵から酒飲みに耽り船倉で火災を起こしていまう。アリージャンス号は敢えなく炎に包まれ船長のトム・ライリーと共に海の藻屑と沈んでしまった。ローレンスたちは酔って正体を無くしたがたまたま脱出するテメレアたちの近くにいた水兵たちを運搬用のネットに詰め込み脱出したが、あたりに陸地は無くテメレアたちには遠い距離を何日も飛ぶことはできず諦めかけた頃に船を見つけ向かったがそれはインカ帝国のドラゴンやインカ帝国の特使を乗せたフランスのドラゴン輸送船だった。ローレンス救助を求め全面的に降伏し捕虜となることを選んだ。フランスのドラゴン輸送船艦長は太平洋の絶海の孤島にわずかばかりのしっかりと統率を取れば飢えに耐えどうにか生き延べることができるだけの食糧を残しローレンスたちを置き去りにしインカ帝国に向かった。
 孤島では水夫達の統率がなかなか取れず規律が乱れ密造酒を作りドラゴンたちが島の調査に離れた隙にローレンス反乱を企て襲ってきた。取り分けドラゴンの担い手ローレンスやグランビーにディメーンを人質に取ればドラゴンたちを操れると知っていて襲撃してきた。先の輸送船の火災でグランビーは腕に大怪我を負っていて、人質に取られそうになったディメーンを庇ってエミリー・ローランドは大怪我をした。水夫たちがディメーンに危害を加えようとしていることを見たクルンギルは我を忘れ水夫たちに鉤爪で襲い掛かり蹴散らし反乱は収束した。そしてエミリー・ローランドたちが見つけた奥まった入江に船の残骸を見つけその中にこの近辺の海図を見つけ海図に載った点在する孤島を渡ってインカの海岸にたどり着いた。インカの海岸沿いの集落を見つけたが食料などの備蓄は見つけることはできたが住人は居なかった。そしてイスキエルカが適当に飛んで行った先で盲目の老人を連れ帰り後に問題になる。川を辿るとインカのドラゴンを首長にした都市に辿り着き一時の休息を願った。インカでは疫病が蔓延し人が少なくなり集落の維持に困難をきたし、代わりにドラゴンを首長とするコミュニティが出来上がり、ドラゴンの間で少ない人を攫う行為が蔓延したこともあった。盲目の老人はかつてそのようにして攫われまたしてもイスキエルカに攫われたのが問題となった。イスキエルカはその土地のドラゴンと決闘することになり強力な火吹きで勝利しインカのドラゴンに畏敬を得ることになった。英国全権大使アーサー・ハモンドは一刻も早くインカ帝国の皇帝に謁見しナポレオンからの誘惑に乗らず英国と同盟を結ぶように外交を持たなければならず焦っていた。テメレアたちはインカのドラゴンのお供を得てインカ帝国の皇帝の元に旅たち、ローレンス達はインカ帝国の皇帝と会うことができたが、アーサー・ハモンドは謁見を許されて居なかった。そしてインカの皇帝は女王だった。この情報はすでにフランスは知り得ており英国の外交は遅れていた。イスキエルカは気まぐれな外交で女王の婿にグランビーをしようとしていた。しかしナポレオンがインカ皇帝の元に現れインカ皇帝はナポレオンを選び、ローレンス達は再び追われることになり、ブラジルのリオを目指した。インカの組織だった小型のドラゴンに追いかけられテメレアをはじめドラゴンも飛行士達も負傷していったが最後にテメレアの咆哮で追い払いブラジルのリオに到着したが、その港も奴隷として連れ去られた者たちを奪還すべく攻撃を仕掛けるアフリカのツワナ帝国軍と膠着状態にあり、フランス軍とも一戦が始まろうとしていた。ローレンスはブラジルのリオを治めるポルトガル皇太子にツワナ帝国軍と和睦を結びフランス軍と手を組んだインカ帝国軍に対抗しなければならないと説得し停戦に持ち込んだ。程なく英国からリリーやマキシムの懐かしい航空編隊も到着し、ローレンスの元に新たな任務が下された。任務を遂行するための移動手段やツワナ帝国軍との停戦の条件の南米からアフリカに帰還したいと願う者たちを送り届けるための手段を確保すべくリオの沖合に停泊するフランスのドラゴン輸送船隊を襲撃し拿捕した。そしてローレンスとテメレアは新たな任務の地に向かった。

# by a2k_turedure | 2024-03-26 22:49 | 徒然なるままに乱読記’24 | Trackback | Comments(0)

落下の解剖学

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落下の解剖学
ジュスティーヌ・トリエ 監督・脚本・作品/脚本 アルチュール・アラリ
ザンドラ・ヒュラー/スワン・アルロー/ミロ・マシャド・グラネール/アントワーヌ・レナルツ
’23/仏/2h32分
山形フォーラム
令和6年3月23日

 ■第76回カンヌ国際映画祭 パルムドール (最高賞) 受賞
 ■第81回ゴールデングローブ賞 脚本賞・非英語作品賞受賞
 ■第96回アカデミー賞 脚本賞受賞

 フランス、人里離れた雪山の山荘で、ベストセラー作家のサンドラ<ザンドラ・ヒュラー>が編集者志向の若い女性のインタビューに答えていた。サンドラは私の小説は主に事実に基づいて創作している。いま受けているインタビューもこれからの小説に反映されるかもしれない、だからあなたのこともおいえてほしいと逆に質問を始めた。上階から音楽が聞こえてくる。音が大きくインタビューは中断され改めて機会が設けられることが約束される。上階ではサンドラの夫が仕事をしている。程なくしてサンドラ夫婦の息子ダニエル<ミロ・マシャド・グラネール>が犬と散歩に出かける。ダニエルが家に帰り家の軒下で父親が倒れていうるのに気がつき母親を呼んだ。警察に連絡し捜査が開始される。サンドラは有事の弁護士ヴァンサンから事件のことを聞かれている。ヴァンサンの質問にはサンドラが夫を殺したと推測される質問が入っていた。サンドラは明確に否定する。事件には誰も目撃者がおらず唯一の目撃者となりうる11歳の息子ダニエルは視覚障がいで見えていなかった。ヴァンサンの予想した通りサンドラは容疑者として取り調べを受け勾留された。マスコミはベストセラー作家の殺人事件と連日放送された。その間、サンドラは夫婦の間に諍いはあったが夫婦仲は良かったと訴える。サンドラの勾留は視覚障がいのあるダニエルを考慮し保釈され一年後。衆目のなか裁判が始められた。
 執拗に検事<アントワーヌ・レナルツ>が思い描く世間一般的な解釈を展開し一方的に執拗にサンドラを殺人者として追求の手を緩めず攻め立てる。サンドラと弁護士ヴァンサンは検事の解釈を否定し続けるが、次に夫の鬱傾向にあり精神科医の元で治療を受け服薬していたが少し前から服薬を辞めていたことが明かされ精神科医が証人として証言台に立ち、一方的にサンドラの主張が夫を苦しめていると証言した。夫も小説を書いているがサンドラの要求によって小説が書けないでいる。と証言した。サンドラはバイセクシャルで一度、女性と性的関係を持ったことを夫に明かしていた。そして検事は立件する前にダニエルが証言した内容を事件現場の山荘で検証するが現れた矛盾点に証言を変えたことが裁判官の印象を悪くする。裁判を進める上で11歳のダニエルには負担となる内容になるため裁判の傍聴を止めるように裁判官に諭されるが、どのみちネットやマスコミによって内容は晒されることから裁判は傍聴すると主張する。裁判の中でサンドラしか知らない父親が鎮静剤のオーバードーズによる自殺未遂があったことが明かされる。また事件現場に残された血痕も殺人事件であると調査者が証言する。裁判でサンドラは諍いがあったと話しているが夫はその争いの様子を度々スマホで録音していた。夫が自分の小説のアイデアにするためだった。そのために夫の執筆を手伝う編集者に録音の内容を書き起こす仕事を依頼していた。その中で、夫はサンドラが小説を盗んだと責めていた。それは夫が小説にしようとしていたプロットが結局、夫は小説にすることができいずに、良いプロットだったからサンドラが小説にしてベストセラーになっていた。サンドラはそのプロットを夫に許可をもらって小説にしていただけだと言う。また、夫は息子の教育に時間が取られ小説が書けないとも言った。
 そして、判決の前の最終論告の前に新たな証言者が現れ、その証言者が最終論告者となった。それは息子ダニエルで、サンドラには裁判に関する話は一切しないことが裁判官より通告された。最終論告の日まで母と息子は離れて泊まることになった。その晩、ダニエルは愛犬にアスピリンを飲ませて反応を観た。ダニエルは父親が自殺未遂をしていたことを知らされていなかった。ただしその時の愛犬の様子が違うことを覚えていた。そしてダニエルは傍聴者を排した裁判所で証言台に立った。

# by a2k_turedure | 2024-03-24 19:30 | 徒然なるままにキネマ’24 | Trackback | Comments(0)

デューン 砂の惑星 PART2

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デューン 砂の惑星 PART2
ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督・脚本・VFX作品
ティモシー・シャラメ/ゼンデイヤ/オースティン・バトラー/レベッカ・ファーガソン/フローレンス・ピュー/ジョシュ・ブローリン/レア・セドゥ/ハビエル・バルデム/ステラン・スカルスガルド/クリストファー・ウォーケン/デイヴ・バウティスタ
’24/米/2h46分
山形フォーラム
令和6年3月20日

 宇宙を支配する力を持つ”スパイス”の採掘権をめぐり、惑星デューンの統治権を争うアトレイデス家とハルコンネン家のハルコンネン男爵<ステラン・スカルスガルド>と壮絶な抗争が勃発。ハルコンネン家の策略により、アトレイデス家は全滅。しかし、最愛の父とすべてを失うも後継者ポール・アトレイデス<ティモシー・シャラメ>と王妃レディ・ジェシカ<レベッカ・ファーガソン>は生き延びていた。王子ポールは砂漠の民の愛するチャニ<ゼンディヤ>と心を通わせる。王妃レディ・ジェシカは女性のみの秘密結社のメンバーで精神と肉体を鍛錬し特殊能力を取得していた。そしてジェシカは組織の掟に反しポールを鍛錬していた。宇宙の名門 アトレイデス家の全滅には皇帝シャッダム4世<クリストファー・ウォーケン>が裏で繋がっていた。砂だらけの惑星デューンには砂の中を自由に移動し全てを飲み込む砂虫が潜み、砂漠に伝わる振動を嗅ぎつけると襲ってきた。砂漠の民は砂虫の生態に精通し利用していた。
 砂漠の民のレジスタンスに入り仲間から余所者と後ろ指を刺されながら、レジスタンスのリーダー、スティルガー<ハビエル・バルデム>からは伝説の救世主と祭り上げられハルコンネン家の資金を断つために”スパイス”の採掘機を襲い破壊する日々が続いていた。ハルコンネン男爵は”スパイス”の採掘の遅れに業を煮やしていた。ポールはレジスタンスの仲間の信頼を得るためにも砂虫に乗りこなす試練に挑み成功する。スティルガーはポールを救世主として認めさせるために惑星デューンの南に位置する評議会に向かう。惑星デューンは水が貴重で砂漠の民は亡くなった人の水分も利用する。そして集落の中心部には多くの水を湛えた空間があった。評議会には女性のみの秘密結社のリーダーとして全ての記憶を引き継ぐ者がいた。そしてレディ・ジェシカが次の記憶を引き継ぐ者と指名され、過酷な儀式に挑む。特別に抽出した液体を飲むと全ての記憶が長け込み未来をも見通し、この儀式で湧き上がる恐怖には男は抵抗できず死ぬとされていた。
 ハルコンネン男爵は惑星デューンでのアトレイデス家の滅亡には、皇帝シャッダム4世が関わっている事を知られるのが不味いと、皇帝シャッダム4世を脅しその力を増していく。
 ハルコンネン男爵の支配する惑星では次男王子フェイド=ラウサ・ハルコンネン<オースティン・バトラー>が力を付け後継者の座を狙っていた。王子は実力を見せハルコンネン男爵は”スパイス”の採掘量を回復させるために惑星デューンに次男王子フェイド=ラウサ・ハルコンネンを送り込んだ。フェイド=ラウサはレジスタンスの地下集落に徹底的な武力攻撃を仕掛けた。砂漠の民は評議会に参加するために南へ向かった。南の
評議会は砂漠の嵐に守られ容易に通過することはできないとされている。ポールは評議会に着いた先で母親の手引きで男では恐怖に耐えることができないとされる儀式に挑み恐怖に打ち勝ち記憶を受け継いだ。受け継いだ記憶の中には母親の出自に関わる記憶もあった。
 砂漠の民によるレジスタンスは惑星デューンに皇帝シャッダム4世をも呼び寄せ、ハルコンネン男爵らと皇帝シャッダム4世が会合する場所にポールも乗り込み悪事を暴き対決に持ち込む。皇帝と争う場面は宇宙を統べる大統家の関心を招く事となり惑星デューンに大統家の監視が襲来した。対決の儀式は代理の者を立てることができて、レジスタンス側はポールが皇帝側は次男王子フェイドが決闘を始めポールはフェイドを打ち負かし皇女イルーラン<フローレンス・ピュー>を娶り、皇帝に成り代わることを宣言するが大統家は皇帝が成り代わることは認めないと宣言する。

# by a2k_turedure | 2024-03-21 22:56 | 徒然なるままにキネマ’24 | Trackback | Comments(0)

坂道行ったり来たりのランニング🏃中に”カモシカ”と遭遇!

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 坂道行ったり来たりのランニング中に”カモシカ”と遭遇しました。
 スマホを向けるとこっちを向いて、カメラ目線でパチリ。
 この”カモシカ”からすこし離れたところにもう一頭
坂道行ったり来たりのランニング🏃中に”カモシカ”と遭遇!_c0308505_15333671.jpg
 こちらは少し茶色が濃く体躯が大きくて母親と子供だと思います。
 二頭とも春の新芽を求めて食んでいました。
 そういえば、十年ほど前にもこの近くで”カモシカ”を目撃していました。
 その時はツノの大きなオスが斜面を駆けてました。

# by a2k_turedure | 2024-03-17 15:39 | 徒然なるままに走ること | Trackback | Comments(0)

ゴジラ-1.0

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ゴジラ-1.0
山崎 貴 監督・脚本・VFX作品
神木 隆之介/浜辺 美波/山田 裕貴/青木 崇高/吉岡 秀隆/安藤 サクラ/佐々木 蔵之介
’23/日/2h5分
山形フォーラム
令和6年3月16日

■第47回日本アカデミー賞、最優秀作品賞含む最多8部門受賞
■第96回アカデミー賞(視覚効果部門)受賞

 太平洋戦争末期 日本軍は特攻作戦を敢行していた。航空機の操縦技術で高い能力を持つ敷島浩一<神木隆之介>であるが実戦の経験は無く初めての出撃が特攻作戦だった。敷島浩一の操縦する特攻機は機に不調をきたし不調をきたした場合の修理施設地して日本軍は大戸島に臨時の整備飛行場を設けていた。穴だらけの滑走路に着陸した敷島の機体に整備工主任の橘 宗作<青木崇高>は機体に異常は無いと告げ敷島が安に恐怖で戦線から逃げてきたのでは無いかと仄めかす。そして敷島は見つめる磯で深海魚が多数浮いてくるのを目撃していた。その晩 大戸島に巨大な恐竜のような生物が上陸し飛行整備基地を襲ってきた。大戸島の島民は度々”ゴジラ”と呼ぶ巨大生物が襲ってきたと言う。橘は敷島に戦闘機に搭載している機関砲を撃てば巨大生物を仕留められねのでは無いか提案し敷島は戦闘機に乗り込むが、また恐怖心で逃げ出し飛行整備基地は壊滅し残ったのは敷島と橘だけだった。やがて日本は降伏し敷島は引き上げ船で本土に帰ってきた。
 生家の東京に戻った敷島だが。生家一帯は空襲で焼け野原と化し、隣家の太田澄子<安藤サクラ>から両親が空襲で亡くなったと知らされる。そして敷島が特攻隊ということを知る太田澄子から敷島がなぜ生き残ってここにいるのか、敷島がしっかりと特攻をしなかったから自分の子供たちは空襲で死んだのだと激しく詰め寄った。闇市で当てもなくぶらつく敷島に、追われている若い女性がぶつかってきてこの子を頼むと赤子を敷島に預け逃げていった。赤子をそのまま放置して立ち去ってもよかったのだが踏ん切りがつかずに待ち続けるが、どうしようもなく赤子を連れて帰ろうとした時、路地裏に引き寄せられる。一眼のあるところで戻ることは出来ない。そしてなぜ赤子を置いて立ち去らなかったのかと聴き、そのまま敷島の家に住み着いた。若い女の名は大石典子<浜辺美波>。実は赤子も焼け野原で逃げる時にまったくの他人に託された赤子だった。敷島のバラックに住み着いた典子たちに隣家の太田澄子が迷惑だと言いながら何かと助けてくれた。敷島は高額だが危険な仕事を見つけて来る。戦争で日本とアメリカ双方が敷設した機雷の除去の仕事だった。磁気探知機雷を避けるために木造船で海底を浚い機雷を浮かび上がらせて爆破させる。時は過ぎ敷島は家を建てて典子と娘明子と住み始めるがまだ戦争を引きづり家族になることを避けていた。アメリカ軍は太平洋の孤島で原爆実験を繰り返しその中から巨大な生物が出現しアメリカ軍も翻弄されているが世間には公表されていなかった。木造船の船長、秋津淸治<佐々木蔵之介>。元海軍開発士官の野田健治<吉岡秀隆>。木造船の乗組員、水島四郎<山田裕貴>と敷島の機雷除去チームに巨大生物の駆除が命じられた。日本の軍事力は全てアメリカ軍に接収されている中での依頼だった。武器は海で掃海した機雷のみ。悪戦苦闘のすえ巨大生物の口の中で機雷の爆破に成功するが巨大生物は直ぐに再生して襲いかかったてきたが、その時アメリカ軍から一時的に返還された巡洋艦の射撃によって難を免れたが巨大生物の発した熱線で巡洋艦は大破し巨大生物は去っていった。東京は一時的に平穏に戻り典子は銀座で事務仕事を見つけて仕事をはしじめた。そして巨大生物が東京に上陸し銀座を襲い逃げ惑う典子の元に敷島がたどり着いたが巨大生物が放った熱線の爆風で敷島は典子の咄嗟の機転で助かったが典子は吹き飛ばされて行方不明になった。アメリカ軍はソ連軍との睨み合いで直接軍事行動は取れず巨大生物の駆除は日本の民間団体に委ねられた。一時的に返還された駆逐艦と元海軍。そして巨大生物と対峙した木造船の乗組員が当てられた。巨大生物は正式に”ゴジラ”と呼称される事になり。駆除方法の立案者は元海軍開発士官の野田健治だった。野田健治の作戦は相模湾に誘導し一般的生物が耐えられない水圧の急激な変化を利用するものだった。そこに誘導の手段として敷島は戦闘機での誘導を提案し野田は戦争時に開発中で戦後のどさくさで忘れられた最新航空機を見つけてくるが整備が必要だった。敷島は大戸島で出会った橘にこだわり探し出しなんとか整備を引き受けてもらう。日本近海に仕掛けたガイガー探知ブイに反応し”ゴジラ”の接近を知らせる。そして”ゴジラ”駆除作戦は敢行される。敷島には実は特攻から逃げた負目で戦争を引きづり橘に特攻用の爆弾を機体に搭載してくれと頼んでいた。作戦の只中、敷島の留守を預かる隣家の太田澄子の元に一本の電報が届いた。

# by a2k_turedure | 2024-03-16 22:52 | 徒然なるままにキネマ’24 | Trackback | Comments(0)
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このブログは自分の気になったこと等を、徒然なるままにアップしていきますので、お暇な方は付き合ってやってください。


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