徒然なるままにその日暮らし

a2kturedur.exblog.jp ブログトップ

海の見える理髪店

c0308505_16053956.jpeg
海の見える理髪店
荻原 浩[著]/集英社

 平成28年/2016年上半期/第155回直木賞

「海の見える理髪店」
 海辺の小さな町にある理髪店。僕はネットで調べ予約を入れ、髪型はお任せでお願いしますと言った。かつては繁華街で有名芸能人や大物政治家が通う理髪店を経営していた。店主は僕の髪を切りながら話をし理髪を進める。世間的な話から店主はこの理髪店のこれまでを語りだす。流行を取り入れた髪型で客を増やしたまたま現れた人気俳優の役作りにあった髪型を提案しそれ以来懇意にしてもらう。順調に店も大きくなり支店も構えていたが、ビートルズの来日と共に若者は理髪店から遠ざかり店の経営は下降線をたどった。そして店主は事件を起こし妻子と別れ服役した。その後細々と始めたのがこの理髪店だった。

「いつか来た道」
 弟から母の状態が悪いから実家に行ってみてくれと懇願され嫌々ながら十六年ぶりに実家を訪問する私。母は美術学校を卒業し同じ大学で学んだ男性と結婚した。父は就職を機に美術から遠ざかってた。十六年前に実家に行ったのは父の葬式だった。母は自分だけの美意識で私に押し付け辛く当たっていた。

「遠くから来た手紙」
 一歳二ヶ月の娘を連れて実家に帰った祥子。仕事ばかりで家庭を顧みない夫に嫌気がさして飛び出してきた。実家ではすでに独身の時に使っていた部屋が弟夫婦のものになり実家にも居場所は無くなっていた。やむなく祥子は亡くなった祖母が使っていた部屋に泊まる。夫からは謝りのメールを期待したが来ずに差出人不明のメールが届く。夫は中学生で同じ部活をしていた。祥子の気があったが夫からの告白で付き合っていたが夫の両親の転勤で遠距離になり自然消滅していた。30の時の同級会で再開し結婚した。今は弟夫婦がリビングとして使っている部屋に置いてある机の引き出しの裏を探り昔の手紙を取り出した。

「空は今日もスカイ」
 両親が離婚し、母の親戚の元に引っ越してきた茜。初めこそは親戚も優しく受けてれてくれたが十日も経つとうっとうしがっている。茜は日本語を全て英語に置き換えると明るく違ったものに感じる。居心地の悪い環境から海への家出を決行する。

「時のない時計」
 母が父の形見分けとして渡した腕時計。母は父のこだわりの贅沢品で高価なものだと言った。すでに動かなくなっていた時計を街の時計店を訪ね老職人に修理を依頼する。父が腕時計を買った頃は贅沢のできる状態ではなかったはずだった。

「成人式」
 五年前、一人娘の鈴音は十五歳で交通事故で亡くなった。父に反抗しながらも父のプレゼントのマフラーを巻いていた。それまで忙しく仕事をしていたのに閑職に変えてもらい何かと言うとすぐに娘を思い出し夫婦の時間は止まっていたが、ようやく動き出そうとしていたが、古い名簿を頼りにしたのだろう、娘宛てに成人式用のカタログが送られてきた。再び時間の停止した夫婦は、娘が着たであろう晴れ着を着て娘の代わりに成人式への出席を思い立ち、決行する。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-30 16:06 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)

パッセンジャー

c0308505_22174166.jpeg
パッセンジャー
モルテン・ティルドゥム 監督作品/脚本 ジョン・スベイツ
ジェニファー・ローレンス/クリス・プラット/マイケル・シーン/ローレンス・フィッシュバーン
’16/米/1h56
山形フォーラム
平成29年3月28日

 亜光速で進む巨大宇宙船。地球を拠点として宇宙に生存拠点を広げる人類。未だに地球はその中心となる星で多くの人口を抱えていた。5000人の乗客(パッセンジャー)を乗せ乗員も含め全ての人が人工冬眠で眠り120年先の惑星を目指していた。宇宙船のコントロールは全て宇宙船AIがコントロールしていた。順調に航行を続けていたが宇宙船は小惑星帯と遭遇した。宇宙船の前方には小惑星帯に備えて強力なエネルギーシールドを展開し小惑星帯をものともしなかったが巨大な小惑星を除去できず船体はダメージを受けた。すぐに補修プログラムが働いたが、職業技術者のジムのカプセルが作動しジムが目覚めてしまった。広い船内で一人戸惑うジムだが次第に自分が予定よりも90年も前に目覚めてしまったことを知った。技術者のジムは工具を持ち出し人工冬眠装置を再起動しようとしたり乗員が眠るセクションやメインコントロール室に入ろうとするが全てはダメだった。ジムのたた一人の話し相手はバーテンダーのAIアンドロイドのみ。目覚めてから一年経とうとする頃、ジムは人工冬眠で眠る美しい女性を見た。名はオーロラ、裕福な作家の娘で自身も作家だった。倫理に悩み孤独に耐えきれずにジムはオーロラの人工冬眠装置を細工し目覚めさせてしまう。ジムは自分がしたことを隠しオーロラを慰め二人は愛し合うようになる。二人だけの生活が始まってから一年のパーティでバーテンダーAIがジムのしたことを漏らしてしまう。激怒するオーロラはジムを拒絶する。ジムは頻繁に派生するシステムの軽微な故障も気になっていた。
 何度目かのエラーでシステム再起動の際、乗員の一人が目覚めた。そのことによって二人のわだかまりは徐々に薄まって至った。現在の状況を調べ始めた乗員は画面に現れない何かエラーが発生していると二人の協力で故障箇所を探し始めたが人工冬眠の不完全な覚醒で多臓器不全を起こし、二人に宇宙船の修理を託し亡くなってしまった。乗員の残したデータを元に故障箇所を探す。やがて一部のエネルギーリアクターの制御装置が小惑星の破片で損傷し暴走を起こしかけていることを見つける。ジムは替えの基板を見つけ差し替えるが暴走の始まったリアクターの熱を放出するしか改善の手はなかった。緊急放熱装置を作動させるが自動では作動しなかった。外側から扉を解放し熱を逃がすしかない。遮熱効果を持つ収納庫の扉を持ち外部から放熱孔に行き手動で開放させ内部ではオーロラが放熱レバーを操作する。どうにか爆発を免れるがジムは宇宙に放り出される。急ぎ宇宙服を着て救出に向かうがジムは心臓が停止していた。医療用マシンで蘇生させるオーロラ。二人の生活が落ち着きジムは医療用マシンを使用すると一人だけは人工冬眠に戻ることができると話す。
 88年後宇宙船は目的地に到着し乗員が人工冬眠から目覚める。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-28 22:18 | 徒然なるままにキネマ’17 | Trackback | Comments(0)

美しい国への旅

c0308505_11382400.jpeg
美しい国への旅
田中 慎弥[著]/集英社

 僕があの頃住んでいた街(ゴミ溜めという呼び方が一番わかりやすいだろうけど)勿論風が吹いていた。この国とこの世界のほとんどを覆っている灰色の濁り。どこを見ても透明はない。長い間この国はあの兵器を持っていなかった。なにしろ大昔あの兵器で散々に攻撃されたものだから。基地の司令官に就いたのは将来の首相候補と言われた若き政治家だった。名門の血筋で、歴史を逆転させようと考えた。あの兵器を持つことによって取り戻すのだと。男は司令官に納まってしまった。戦争に使うのと変わりない濁りを振り撒いた。この国では司令官だけが基地に居座り外の世界に構わずあの兵器の研究と実用化を御先祖への供養とすべく挑み続けとうとう完成させた。
 タイチは廃墟で母と二人暮していた。軍の車が時折やってきて一応は安全だとされるチューブ入りの食料と水のボトルを配給してゆく。夜野盗のような軍隊が襲い僕は母の言いつけ通り母の胎内に戻るように物置の奥に隠れ僕をかばった母は凌辱され殴り殺された。仇を討つために街を出て濁った土地を基地のある東に向かって歩き出す。途中たくましい女性兵士ハセガワに出会う。ハセガワは軍と一緒に一度は基地を見放したが基地に戻りたくなった。途中の廃墟となった集落で食料を探し旅を続け、野盗と交戦し相手を撃ち殺すがハセガワも負傷し死んでしまう。基地にはタイチの母を殺した奴らもいたが一緒にとどまることにした。母を殺した男と基地の地下に潜り射精できない鬱屈を機械の体に変換し最終兵器となった司令官と対峙する。司令官の周りは司令官のハーレム状態になっていた。
 ピクリトモ反応シナイコノ体ソノモノヲ一ツノ兵器ニ変エテヤル。地球上デ一番逞シイ性ヲ弾丸ヲ発射シテヤル。私ハ濁リキッテ醜クナッタ我ガ国ヲ洗イ清メ復活サセタイノダヨ。伝統アル政治家一家ニ生マレタ私ニソノ資格ガアル。我ガ国ハカツテ美シイ水ト緑ニ溢レ人々モマタ美シイ心ヲ保ッテイタ。美シイトイウ言葉以外デハ表現デキナイ国ソレガ我ガ国ダ。ナノニ戦争ニ明ケ暮レルウチ無残ナ国土ニナッテシマッタ。濁リモロトモ敵対スル国モロトモ我ガ国ヲ吹ッ飛バシテ一度ゼロノ状態ニ戻シソノ中デ生キ残ッタ純粋ニッポンジンダケガ新タナ時代ヲ作リソノ時コソ美シイ国ヲ取リ戻スコトガデキルノダ。
 兵器が作動し光となり屹立するキノコ雲を逃れタイチは海に向かって歩いて行った。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-25 11:39 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)

霞城公園で梅が咲いていました。

c0308505_20320182.jpg
 今年も梅が咲きました。
c0308505_20333364.jpg
 去年は異常に早くて3月5日、一昨年が3月27日
c0308505_20340080.jpg
 東京では桜が咲いたというし、春は目の前です。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-21 20:34 | 徒然なるままに霞城公園の桜 | Trackback | Comments(0)

伯爵夫人

c0308505_16532626.jpeg
伯爵夫人
蓮實 重彦[著]/新潮社

 第29回 三島由紀夫賞

 ばふりばふりとまわっている重そうな回転扉を小走りにすり抜け劇場街の雑踏に背を向け早足に遠ざかって行く和服姿の女はどうみたって伯爵夫人にちがいない。本当に伯爵夫人なのかははっきりとしないが皆から伯爵夫人と言われる年上の女性。従妹の篷子は伯爵夫人はお祖父ちゃまの妾腹に決まっているじゃないのとこともなげに言う。しばらく前からささやかれている大陸での武力衝突の本格化や馬来半島からボルネオさらには太平洋方面への戦線拡大がいまでは避けがたい現実となり始めている。誘われるままにホテルに入り歩いてくる二人組の男を晦ますように抱きつき伯爵夫人の白っぽい下腹部を思い下腹部がエレクトし放精する。伯爵夫人に誘われホテルの電話ボックスに隠れ二郎の外套の裾にスルスルと左手を滑り込ませ睾丸をまだ濡れている猿また越しに握りしめ後頭部にかけて鈍痛が走り足掻き意識が薄れるほどに捻りあげる。気がつくと二郎は濱尾家の応接間で下腹部を丸出しのまま横たわり濱尾の母や年かさの女中から睾丸を氷囊で冷やされていた。二郎はキャッチボールの最中にワンバウンドを取り損ない股間を直撃した。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-18 16:54 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)

ラ・ラ・ランド

c0308505_22423963.jpeg
ラ・ラ・ランド
デイミアン・チャゼル 監督・脚本作品
ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン/ジョン・レジェンド/J・K・シモンズ
’16/米/2h8
山形フォーラム
平成29年3月15日

 ロサンゼルスの幹線道路は今日も渋滞。通勤の車の中で必死にオーディションのセリフを覚えるミア。なかなか発進しないミアにクラクションを鳴らし追い越してゆく男。ミアはロサンゼルスの映画スタジオで映画スターになることを夢み、スタジオ内のカフェでアルバイトをしながらオーディションを受ける毎日。何度もオーディションに落ちて落ち込むミアのルームシェアの仲間たちがパーティに誘う。パーティが終わり帰ろうとするが駐車した場所は夜間駐車禁止でレッカー移動されていた。踏んだり蹴ったりのなか一人歩いて帰るミアはバーから聞こえるピアノの音に惹かれ運命の出会いをするが
 本格的ジャズを演奏したいセバスチャン。仲間からは本格的ジャズはすでに時代遅れ死に体と言われ、なかなか自分の弾きたいジャズが奏でられず腐っている。今日も弾きたくもない譜面のジャズを弾き、腹いせに本格的ジャズを弾けばバーを首になる。ちょうどその場に現れセバスチャンのジャズに感動し挨拶をしようとするミアにも気がつかず肩をぶつけながらバーを去ってしまう。
 何度オーディションを受けてもうまく行かず、今日も仲間とパーティに来ていた。ステージで派手な衣装を着て演奏するバンドの中にセバスチャンを見つける。反目し合いながらも距離が縮まる二人。パーティが終わり車を駐めた丘からロサンゼルスを見下ろし愛を確かめ合う。
 二人は付き合い始め、セバスチャンは音楽性が合わないがキーボードを探す旧友からの誘いでバンドに参加し、そのバンドは人気が出てセバスチャンも注目される。何度オーディションを受けても一時審査は通ることもあるが役まではたどり着けない。ミアはセバスチャンが気の進まない音楽をすることに心配している。ミアは一人芝居を企画し自作自演の舞台に掛ける。大事な日なのにセバスチャンはバンドのインタビューで舞台に駆けつけることができなかった。ミアの一人芝居は観客も少なく興行的にも観客の反応的にも失敗だった。ミアは芝居を諦め故郷で休学した大学に戻り弁護士を目指す決意をする。音楽性の違いからバンドを抜けることを決めたセバスチャンの元に映画のプロデューサーからコンタクトが入る。ミアの一人芝居を観て是非とも出演してほしいと、セバスチャンは車を飛ばしミアを迎えに行く。
 朝ミアの実家近くでけたたましいクラクションの音。実家から飛び出すミア。実家の住所は知らないはずと訊くミア。実家は図書館の前だと聞いていた。ミアはプロデューサーと契約し外国へ撮影のために旅立つ。
 5年後二人はそれぞれに成功を手にしていたが、別々の人生を歩いていた。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-17 22:43 | 徒然なるままにキネマ’17 | Trackback | Comments(0)

遠い唇

c0308505_12324397.jpeg
遠い唇
北村 薫[著]/角川書店

「遠い唇」
 同僚と食事中に学生時代に聞いた俳句を思い出した。
<大學に来て踏む落葉コーヒー欲る>長内先輩だった。サークルの新入生歓迎と卒業生の追い出しコンパで通知のハガキをガリ版で作成していた。その時コーヒーで汚してしまったハガキが届いた。長内先輩に宛名書きを頼んでいたが。そこにアルファベットが書かれていた。
「しりとり」
 向井さんはわたしとよく仕事をすね編集者である。打ち合わせで昔の話になり「しりとりや 駅に◯◯かな」と書き〇〇に和菓子を置いた話をした。
「パトラッシュ」
 大声大会である。なぜかわたしの番になった。戸惑うわたしはパジャマのまま「パトラッシュ」と叫んだ。
「解釈」
 「走れメロス」の解釈をしている。また別のところで「我輩は猫である」の解釈をしている。
「続・二銭銅貨」
 平井さんが訪ねてきた。今となれば日本中に知れ渡った筆名ー江戸川乱歩で言った方がよかろう。
「ゴースト」
 菜の花の花言葉は<元気>だという。<快活>だという。菜の花は<全校生徒集合>といったように群生する。渡ろうと横断歩道に侵入するーその動きに駅の改札口に入る動きの記憶がふわっと脳の中で重なった。昔のテレビのゴーストのように。中里という先生と打ち合わせをすることになったが、前日に「中里です」と電話が入り会合の場所を変え確認のメールをした。
「ビスケット」
 十八年前とはどれほど遠くか。二十歳の頃は果てしなき昔に思えた。十八年前「名探偵」の巫弓彦に世話になっている。看板には「人知を超えた難事件を解決。身元調査等、一般の探偵業は行いません」とかいてある。ミステリ作家をしているわたしに講演会の依頼が来た誰かと対談するトークショーにしてもらう。今回は主催の大学に努める外国人の教授がトークショーの相手だった。教授は実はアメリカでミステリ作を書いていた。一部に熱心なファンがいるが大学当局は始め気がついていなかった。トークショー当日、頭を殴られ手のひらを人差し指と中指と薬指を揃え親指と小指を離した状態で見つかった。巫名探偵は教授と付き合いのある人に<竹河>という人物はいないかと聞いてきた。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-11 12:33 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)

真実の10メートル手前

c0308505_22134398.jpeg
真実の10メートル手前
米澤 穂信[著]/東京創元社

「真実の10メートル手前」
 東日本全体を覆うように雪が降った日、ITを利用し高齢者に品物を届けるサービスで急速に事業拡大したベンチャー企業が倒産し起業社長が失踪し広報を担っていた妹も失踪した。大手新聞社の地方支社のカメラマンが大刀洗と言う名の記者に同行した。この事件は東京本社が動いているはずだから地方支社の記者に取材の権限はなかった。大刀洗は起業社長の末の妹から連絡があったと言う。大刀洗は東京の記者が山を張っている場所とは違う場所を探していた。大刀洗は何も説明をせずに一人で行動する記者だった。大刀洗は手がかりを手繰り河川の堤防に止まる外車を見つけた。
「正義感」
 利用客でごった返す駅で人身事故が発生した。飛び込み自殺だった。迷惑な話した話だ。飛び込み現場を取り囲む人ごみの中、「事件記録」と言ってボイスレコーダーに吹き込む女がいた。スマホを片手に事故の様子を撮っている。迷惑な奴だと近づくと「人を線路に突き落とした感想はいかかがですか」と訊かれた。大刀洗は犯人をおびき寄せるために大げさな振る舞いをしていた。
「恋累心中」
 人里から少し入ったところで少年と少女の心中事件が発生した。週刊誌記者は現地にフリーの月刊誌の記者がいてコーディネートしてくれるという。癖のある相手だか切れると言う。心中事件の発生した地区では頻繁に教育関係者を標的にした事件が発生していた。コーディネーターの女性はすでに少年少女が通っていた学校の教師にインタビューの手はずを整えていた。警察から事件について記者発表があったが週刊誌の記者は記者グラブに入っていないので直接警察の情報を得ることができない。警察の発表で別の場所で大きな動きがあると主だった記者は移動したが大刀洗は止まるという。
「名を刻む死」
 一軒家で餓死した老人が発見された事件が発生した。事件を発見したのは近所の少年だった。
「ナイフを失われた思い出の中に」
 内戦を経験したユーゴスラビア出身のヨヴァノヴィチは日本に来たついでにどうしても会いたい人がいた。妹が彼女のことを特に面白いと言っていた。フリーの記者の大刀洗は幼い姪を殺した男性を調べていた。隣家の女性から目撃され本人も認めている事件だった。事件のことを説明しようとはせず一人行動する大刀洗にヨヴァノヴィチはとまどっていた。
「綱渡りの成功例」
 真夏の豪雨で山間の集落で吐瀉崩れが発生し民家が押し流され孤立した。三日後老夫婦が救出され連日テレビで報道された。老夫婦は救出時しきりに謝罪をしていた。老夫婦はたまたま帰省した息子が置いていったコーンフレークで飢えをしのいでいたと言う。息子はテレビのインタビューで何かの時に置いていったと言っていた。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-09 22:14 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)

エヴォリューション

c0308505_22200330.jpeg
エヴォリューション
ルシール・アザリロヴィック 監督・脚本作品
マックス・ブラバン/ロクサーヌ・デュラン/ジュリー=マリー・バルマンティエ
’15/仏=スペイン=ベルギー/1h21
ソラリス
平成29年3月7日

 少年が海の中を泳ぐ。何かを見つけ突然海から上がる。そこは男の子たちと母親のように接する女性たちだけの島。ニコラは海の底に死体が有りヒトデがお腹の上に乗っていたと言う。母親は海に潜り何もなかったと岩場にヒトデを置く。宿舎の建物から医療施設に手を引かれ行く。向こうから来る別の親子とすれ違う。男の子たちは医療施設で処置を受ける。女医と看護婦は男の子たちのお腹に超音波エコー装置を当て検査する。ニコラは夜出かける母親たちを追い海岸で全裸で固まり愛撫し合う姿を見る。帰ってきた母親が水で流すところを覗き背中に並ぶ吸盤のようなものを見る。同室の男の子が一人病室に帰らなかった。看護婦は彼は病気が治って帰ったと言う。医師は何か臓器の固まりを瓶に詰め標本にした。ニコルに全てを見せてあげると言い、隠された施設とファイルを見せる。何か変だと暴れるニコルを拘束し手術室へ、ニコルは腹部を切開される。水槽の中に固定されたニコルのお腹の上に嬰児が蠢く。

併映
ネクター
ルシール・アザリロヴィック 監督・脚本作品
オルガ・リャザーノワ/ブリジット・ロシエロ/カンタン・ブリュシュー
’14/仏/18分
とある森の、とある部屋。七人の女たちは慣れた手つきで、ある儀式に勤しんでいた。
女王は自らの蜜を彼女たちに惜しみなく与え、新たなる生命の輪を回す。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-07 22:20 | 徒然なるままにキネマ’17 | Trackback | Comments(0)

スノーシューウォーキング

 NPO天童高原スキー場の主催でスノーシューで歩いてきました。
 NPO天童高原からスノーシューを貸していただきましていざ出陣。毎年実施しているが去年は雪が少なくて歩ける場所が限られれていたとか。ゲレンデをリフトに乗って上へ。
c0308505_21394824.jpg
 案内人さんと一緒にゲレンデの上を歩き見晴らしの良い雪原に出ると空の青と雪の白が良いです。
 歩いていると木々の所々にペットボトルが吊るしてあります。
 スズメバチ対策だそうです。スズメバチをペットボトルのトラップで駆除してスズメバチを減らす。たまに新米女王蜂が捕まっていて巣そのものが増えるのを防いでいるそうです。
c0308505_21402189.jpg
c0308505_21401539.jpg
 雪の上に動物の足跡。
c0308505_21410771.jpg
 ゲレンデの上を回りキャンプ場の東屋から垂れてきた雪はサーフィンのパイプラインができそうです。
c0308505_21414492.jpg
 寒さから身を守るためかトチノキの芽がロウ状の物で覆われています。

[PR]
# by a2k_turedure | 2017-03-05 21:44 | 徒然記 | Trackback | Comments(2)
line

このブログは自分の気になったこと等を、徒然なるままにアップしていきますので、お暇な方は付き合ってやってください。


by a2k_turedure
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31