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徒然なるままにその日暮らし

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雀蜂

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雀蜂
貴志 祐介[著]/角川ホラー文庫

 真っ暗な原野を歩き、あれは俺自身。俺のダブルを追い、自らのダブルを見たものは遠からず死ぬ。八ヶ岳の山麓にある山荘のベッドで目覚めた安斎智哉はダークミステリー作家で、バスローブに溢れた赤ワインのシミを見、レースのカーテンの間に黄色と黒の警戒色のスズメバチを捉えた。安斎はスズメバチに刺されたことがありひどいことになったことがある、医師の言葉で、二度と刺されないように、アナフラクシーショックで死亡すると警告を思い出した。部屋の中にスズメバチがいるのは偶然だろうか、安斎は絵本作家である妻とその編集者を疑った。妻の絵本を揶揄したコラムを書いたことがあり、そのことに根に持っていると考えた。粘着性のヘアスプレーでスズメバチを動けないようにしたが、換気口から次のスズメバチが現れた。バスルームでスズメバチを寄せ付けると思われる赤ワインを洗い流し次の策を考える。山荘から逃げ出すにも季節外れの雪で車のキーも無く歩いて逃げるわけには行かない。携帯に自分の担当編集者が向かっているが雪で遅れるのメッセージが入る。季節外れのこの時期のスズメバチの行動を止めるために地下のボイラーを止めに行くが階段にトラップが仕掛けられていた、その上、地下にはより凶暴なクロスズメバチが潜んでいた。ほうほうの手で抜け出しガーレージでスキーウェアを見つけスズメバチ対策をしてスズメバチの駆除に乗り込むが考えが拙く逃げ帰る。ようやくキイロスズメバチの行動を抑え、クロスズメバチを地下に封じ込め。俺の様子を見に来た妻らを地下に追いやったが、見落としたスズメバチの毒針に刺され、気管支の炎症による呼吸困難を回避するために気道を確保した。そして通報を受けた警察が現れる。

by a2k_turedure | 2017-10-13 22:28 | 徒然なるままに乱読記’17 | Trackback | Comments(0)
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このブログは自分の気になったこと等を、徒然なるままにアップしていきますので、お暇な方は付き合ってやってください。


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