ゆれる人魚
アグニェシュカ・スモチンスカ 監督作品
キンガ・プレイス/ミハリーナ・オルシャンスカ/マルタ・マズレク/ヤーコブ・ジェルシャル/アンジェイ・コノブカ
’15/ポーランド/1h32
山形フォーラム
平成30年4月21日
ポーランド、ワルシャワの音楽やストリップを楽しむナイトクラブ。クラブのバンドが海岸で楽しく歌うところに姉妹の人魚が現れ歌い始めた。人魚は丘に上がると尾が二本の足に変わる。ナイトクラブのオーナーはバックダンサー兼歌手として売り出す。二人はたちまち人気者に。二人の名はゴールドとシルバー。姉のゴールドはハンサムなベースプレイヤーに恋をする。二人はバーのカウンターで同じように人魚で漁師に角を折られ残りの一本を怒りで自分で折った男に出会う。妹のシルバーは行きずりの男を誘い人魚本来の食人の行為をする。二人だけの時は人間に聞こえない超音波でも会話ができる。ベースプレイヤーとの恋のために人魚を捨てるゴールド。元人魚の男は、恋に落ちた相手がもし他人と結婚したらその人魚は海の泡となって消えてしまうと警告する。人になるためにリハビリに励むゴールド。一夜を共にしようとした二人だったがうまくゆかず血まみれになる。ベースプレイヤーの前に美しい女性が現れ結婚する。シルバーは結婚式当日、ベースプレイヤーを食い殺さなければならないとゴールドをけしかけるが、ゴールドはベースプレイヤーを殺せなかった。怒るシルバーはベースプレイヤーを嚙み殺し海に消えた。